犬と王様

(2010.04.21) 日

 ぼくらはものかきのはしくれである


高校時代、ものすごく軽い気持ちで(今もだけど)同人をやっていた頃
オイラの担当をしたこともないのに、何故だかオイラをよくしてくださった
社会科の先生(本人がオイラを担当クラスにいると勘違いしていた(^_^;))に

「お金をいただいている以上、君はプロです
 生活できないのであれば、セミプロです」

と言われてから、自分はものかきの末席に位置する人間なのだという
誇りみたいなものが育ち始めました

インターネットが普及して、お金をいただくためではなく
自由に描くことができるようになり
また、受け入れていただくためにお金をかけることを
しなくてもすむようになりました
それでも、オイラは、先生のおっしゃったセミプロであるのだと
思わずにはいられません
表現をするということが、自分の芯となって自分を救ったのだと
気付いてから、感謝とともにその言葉に恥じない生き方をしたいと
思うようになったんです

それが重荷になることもあったとしても
オイラは、先生のおっしゃったとおりの
ものかきのはしくれでいたいんです


>>2010.04